【河内長野市】万博で千年続くまち河内長野が凄すぎる!つながる河内長野と奥河内音絵巻そして次週は?(後編)

万博奥河内音絵巻

前編からの続き

改めて「音楽に国境なし」が伝わった奥河内音絵巻2025日月山水タイムマシン

奥河内音絵巻2025

9月6日と7日にEXPOホール「シャインハット」で奥河内音絵巻2025日月山水タイムマシンが行われました。すでにリハーサルの様子も拝見していましたが、ここは6日の本番の様子もご紹介しようと思います。

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このように会場のシャインハットの前には、奥河内音絵巻2025の紹介幕が大きく張り出されていました。

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関係者と思われる人たちがパネルを手に紹介を行っています。

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また「くろまろの郷」と書かれたテントを見つけました。くろまろの郷は大阪府の道の駅では常にトップクラスの人気がありますが、全国や世界が関係する万博ではまだまだ知名度が低いので、テントに名前が書いてあるだけでもアピールになりますね。

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そして、この2日間だけの特製スタンプが押せるとのこと。

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スタンプ集めは万博の各パビリオンやコモンズ等で人気になっていますが、河内長野の奥河内音絵巻のスタンプも希少価値から人気のようです。

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そして、第1回目の公演開始です。ほんとうに多くの人がシャインハット内に吸い込まれていきます。

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私も中に入りました。本日のイベントということで奥河内音絵巻だけが紹介されています。

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シャインハットの内部はこうなっているんですね。

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そして、これはほかの公演でも共通だと思われますが、自由に座席に持っていける座布団が置いてありました。これがあるのとないのとでは座り心地が違いますので、大事なアイテムです。

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テージの前に出てきました。これは滝畑アートの森〜創作ひろば〜の参加者が描いた絵です。この日のために描かれた絵画の数々が展示されており、みんなの視線が集まっていました。

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今回なぜか前のほうの席に座ってしまいました。しかし、これがのちに意外な結果を生み出すことになります。

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さて、どのようなステージでも開場は開演の30分くらい前であることが多いのですが、開場直後に入ったことが良かったです。開演の20分以上前から尺八・藤岡秀明さんの演奏が始まりました。

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さらに、白い鳥が飛んでいます。

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そして、ステージ側から客席側を見ると本当に多くの観客がいることがわかります。

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そればかりではありません、後で知った情報ですが、席の後方をよく見ると明らか観客ではなく、楽譜のようなものが見える一角があります。ステージから見て右手にいるのはは河内長野フィルハーモニックでしょうか?

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そしてステージからみて左手にも明らかに楽団らしき姿を発見、黄金色に染まった管楽器ようなものが見えることからこちらは河内長野吹奏楽団ブルーウインズでしょうか?いずれにせよ観客の後ろからも演奏することで、さらにステージ内の音響に効果をもたらすものと考えられます。本当に総力戦という感じですね。 奥河内音絵巻2025

また別のグループが演奏をしながら入ってきました。まだ公演前です

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まだ公演が始まる前なのに、これだけでも値打ちがあるステージです。始まる前から拍手が起こるというのもすごいですね。

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そしていよいよ本番がスタートしました。サキタさんのナレーションの後、ステージの目の前にはチェコの楽団「ピルゼンフィルハーモニー管弦楽団」が陣取っています。

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ピルゼンフィルハーモニー管弦楽団による演奏。これだけでも「万博」らしい雰囲気ですが、さらにステージでは和装をした人たちが入ってきました。

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演じているのは能楽金剛流です。能のシテ方(主役であるシテを中心に、ツレ、後見、子方、地謡などを演じる能役者のグループ)の流派のひとつで、京都を拠点にしているとのこと。とはいえ「金剛」という南河内ゆかりの名前がついているのがしっくりきますね。

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ピルゼンフィルハーモニー管弦楽団の指揮者と真向に向き合う日本の伝統文化の能楽者。次元の異なるプロ同士の真剣勝負といった感じですね。

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指揮者がアジア人ぽい顔の人なので特別にピルゼンフィルハーモニー管弦楽団の指揮しているのかなと思ったらそうではありません。この方は日本人指揮者の岩崎宙平さんで、今回のピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団やプルゼニュ交響楽団といったチェコの正統派楽団の首席指揮者とのこと。

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さて、ここでワークショップから参加した皆さんが登場しました。リハーサルでも見た白い恰好をしていて、布で波を表していると考えられます。

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中には本当に小さなお子さんも参加しています。前回の万博から55年後に今回の万博が行われましたので、次の万博が大坂で行われるのは半世紀以上後になる可能性が高いです。そのころにもし大阪で万博が行われたら、この小さなおお子さんにとって今回の万博の記憶がとても重要なものになるのではという気がしました。

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ステージには大きな月が現れました。バンドメンバーの⽥島隆さんです。どうやら月のように見えるものの正体は「タンバリン」のようですね。

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さて別の白い集団が、椅子を運んでいます。ワークショップの時に行っていた所作です。裏方のような仕事が裏方に見えないパフォーマンスとして、何の違和感もないから不思議です。

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いったんチェコ楽団の椅子などが撤収されましたが、次はいよいよ河内長野の伝統芸能の日野地区獅子舞です。

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情報によれば、カワバタファームさんのお子さんが演じているという獅子舞。つまり伝統文化の次世代後継者となるべき人たちです。まだお子さんですが、演じる能力は大人顔負けの凄さ。EXPOホールの大人数相手に全くひるむことなく演じ切っていました。

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そして、いつもの獅子舞なら秋祭りにみのでホールや高向神社に行けば見られますが、奥河内音絵巻の場合は、バックの環境でさらなる効果を生み出していました。まるで獅子舞が雷神を呼び寄せたかのような演出は、万博のような場所でないとなかなか難しいでしょう。

奥河内音絵巻2025

日野地区獅子舞が終わって、次に登場したのはアフリカのチームです。ミロゴ・ベノワさんはブルキナファソを代表して参加していますが、一緒に演じる仲間は隣のマリ共和国から来ているという話は先日のリハーサルの時に伺いました。

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ついにサキタさんが姿を見せました。

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河内長野の法被を着た人たちが集まってきました。ワークショップの人たちと思われますが、ここで行われたのは河内音頭です。河内音頭は夏祭りで普段から踊っているのでそこは得意分野かと勝手に想像しながら見ていました。

奥河内音絵巻2025

ちなみに河内音頭の音頭取りは、左から二番目の司家征樹さんです。その右隣にいるアフリカの人たちもすごいですが、その手前で嬉しそうに踊っているワークショップの皆さんもすごい!

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突然踊りの様子が変わりました。なにわのコリオグラファーしげやんこと北村成美を中心独特のダンスが披露されています。

奥河内音絵巻2025

そして画面の上も何か動いています。これもワークショップで行われていましたが、河内長野にある地名を繰り返ししながら音階を付けた不思議世界。

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ここでついに発見しました。真ん中に映っているのは西野修平市長です。前のほうの席に陣取ったおかげで撮影できました。

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普段は挨拶をよくされますが、この時はあえて後ろで一瞬誰だかわからないようにして踊っていらっしゃいました。

奥河内音絵巻2025

突然の静けさです。メリハリがついているというか先ほどまでの大騒ぎが嘘のようになりました。そしていつの間にか目の前にはピルゼンフィルハーモニー管弦楽団の椅子や楽譜置き等が並べられていました。

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実は舞台で大騒ぎのようなパフォーマンスが行われている間に、ワークショップの人たちが再びピルゼンフィルハーモニー管弦楽団のための椅子などを持ってきていたのです。ステージの上ばかり注目していたので、危うく大事なところを見落としてしまうところでした。

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そして、再びピルゼンフィルハーモニー管弦楽団が入場してきました。

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ピルゼンフィルハーモニー管弦楽団による演奏が再びスタートしました。壁に映し出される子どもたちの写真、出演者の子ども時代らしいものも気になりますね。

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今回はあまりにも多くの出演者のため目立ちませんが、しっかりと奥河内音絵巻をサキタさんと引っ張ってきたバンドメンバー山鳴らすAll Starsの姿も確認できました。

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そして次に現れたのは真言宗河内真和会のみなさんです。

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タンバリンをたたいている白服軍団が登場しました。これは「タンバリン博士(⽥島隆ささん)と愉快な仲間たち」というグループとのこと。

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ブルキナファソととピルゼンフィルハーモニー管弦楽団と真言宗という、普段全く接点がなさそうな人たちが一緒になっても何の違和感もありません。「音楽に国境がない」とよく言われますが、それを証明したかのようなステージは、実に万博の公演らしいと思いました。

奥河内音絵巻2025

さて、獅子舞も再び登場しました。奥河内音絵巻に2025は今回見ている春夏版と、最終リハーサルの時に見た秋冬版があるとのことで、微妙に内容が異なります。そして秋冬版に登場する獅子舞も姿を見せています。

奥河内音絵巻2025

気が付いたら目の前を獅子舞が通過していきました。

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いよいよフィナーレという感じで壁が花に囲まれています。天野山金剛寺の桜はきれいですね。

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そしてトンボらしきものも登場しました。本番の公演が始まる前に鳥の形をしたものが飛んでいましたので、トンボはリハーサル用なのかと勝手に思っていましたが、そうではなかったようです。

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演奏が終わりサキタさんが一礼しました。

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そしてエンドロールが流れました。

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400人以上という大人数での舞台が終わりました。もちろん大きな拍手で終わったのですが、後日ネット上の口コミで万博全体でのエンターテイメントの中でもトップクラスの出来と評する方もいたほど、その完成度の高さが大評判となっていました。

奥河内音絵巻2025

ステージの帰りに顔なじみの市民の方に会いましたが、「プロとワークショップの素人が一緒になってここまで演じられるのは凄すぎる」と言われていました。確かにそうですね。そしてプロと素人もそうですし、異なる分野のプロ同士も違和感なく一体感が出たことも恐るべしという感じでした。

奥河内音絵巻2025
次回は地場産業のつまようじをテーマにした奥河内音絵巻2026が行われます

余談ですが河内長野市を離れて万博で河内長野の知っている人と会うと、妙な「親近感」を持ってしまうので不思議です。いずれにせよ今回の取材許可をくださいました河内長野市に厚く御礼申し上げます。

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そして次の週にも河内長野の催しが

万博河内長野

というわけで5日、6日の万博会場で行われた河内長野の催しを紹介しました。万博でここまで「まち」をアピールするのかと驚きの連続でした。しかし、これで終わったわけではありません。まだ万博閉幕までに、河内長野の催しが予定されています。

万博河内長野
万博からの帰りは船で堺を経由しました

次の週13日から15日まで(EXPOメッセ)で、みなはれゾーン・ステージ:ふだんが「好き。」未来につながる河内長野(外部リンク)での紹介です。

  • 豊かな「ふだん暮らし」を生み出す。
  • 地域に寄り添った未来の技術について
  • 具体的には自動運転による移動支援や、遠隔診療、指静脈による本人認証などで、河内長野が取り組む、未来につながる ワクワクする事業を展示・ステージイベントで紹介するそうです。もしこの期間中に万博に行かれる予定であれば、ぜひ立ち寄ってくださいね。

    万博河内長野

    河内長野市役所

    住所:大阪府河内長野市原町1-1-1

    アクセス:河内長野市役所前下車すぐ

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