大阪万博で千年続くまち河内長野が凄すぎる催しをたて続けに行っています。先週の週末もつながる河内長野と奥河内音絵巻2025が行われました。

そこでこの前の2日間、河内長野から南海電車で堺東を経由し、バスに乗って夢洲の万博会場に向かいました。
おおさか河内材のベンチが万博西口ゲート休憩所に

さて、催しをご紹介する前に、会期中ずっと設置されているあるものをご紹介します。西ゲート近く、開業前にかなり話題になった石がカーテンのようになっている休憩スペース横に、河内長野に関するものがあります。

それがこちらです。河内長野のおおさか河内材を使った木のベンチです。

休憩所にあるベンチの一部ですが、このように河内長野市のプレートがついていて、「林が生み出す自然の恵み、豊かな水源」と書いてありました。この休憩所は冷房もしっかりきいているので、ここでクールダウンしたり軽食をつまんでる人などもいて、穴場スポットになっていました。
ペンギン体操から笑いヨガまで。9月5日まちのみんなが「好き。」つぎの十年、つぎの千年がつながる河内長野

5日は河内長野の催し「まちのみんなが『好き。』つぎの十年、つぎの千年がつながる河内長野 」で、場所がヘルスケアパビリオンの前にリボーンステージで行われました。通常は画像のように席が置いてあるのですが

この日は席を取り外して、ワークショップ形式で行われていました。


そして河内長野のスタッフシャツが個性的です。緑のシャツで後ろにモックルが描かれているのですが、あたかもモックルの頭の緑がなんらかの理由で外に漏れててしまい、シャツ全体に広がっているようになっていました。

ステージはちょうどママさんプラスミルクティーの演奏でした。

この日、突然現れた台風のせいでイベント全体の進捗に影響が出てしまったようですが、そのおかげで前から気になっていたミルクティーさんの演奏に間に合いました。

さて、同時に行われていたワークショップの様子を見ると

あらかじめ用意されたモックルの下絵で塗り絵ができるようです。色は自由に塗れるのでオリジナルのモックルのデザインができるようになっています。

そして、こちらの道具でオリジナルの缶バッチができるんですね。


また裏を使ってミャクミャクと思われる図柄を描こうとしている人の姿もありました。

またバルーンアートのワークショップも行われていました。

このように万博カラーの帽子としてかぶれるようにしていました。また車いすの高齢の女性に動物モチーフのものをプレゼントしたりしていたのですが、渡された方が満面の笑顔となって嬉しそうに抱えていたのも印象的でした。

市の職員さんが総出で行っているのかと思いましたが、若い人が多いのが気になりました。後で知りましたが、「つながる河内長野プロジェクト」学生メンバーの皆さんが主体的に動いておられたようです。学生メンバーの詳細は広報かわちながの9月号の裏(32ページ)の「私のほっとな時間」(外部リンク)に紹介されています。

また「葉ぐるま作り」というワークショップも行われていました。


「葉ぐるま」は、右手に持っているものです。これに関しては「駅前再生会議」という人たちが主導して行われていたそうです。このほかにも確認できませんでしたが「木札づくり」というワークショップも行われていたとのこと。

さて、ステージのほうに注目すると武村まみさんのステージになっていました。武村さん(外部リンク)は河内長野出身の歌手で、童謡・唱歌を次世代に歌い継ぐ「童謡ほんわ会」主宰。音楽や書道、ダンスの芸術療法士として、高齢者施設、病院と連携して行っている方です。

途中から子どもたちが参加して一緒に歌うコーナーがありました。これは遅い時間にもう一度行われていました。

次は南花台モビリティの「クルクル」です。クルクルについては実際に乗ったこともありますし、何度も取材させていただきました。

「クルクル」というとてもローカルな話題も万博で取り上げるんだと思ってみていたら、驚いたことに、クルクルの受付と中継でつながっていました。この後は屋上のクルクルに中継が変わり、実際の乗客にインタビューをしていました。

さらに南花台ショッピングセンターからスタートしたクルクルが町に向かって発進していくシーンの中継がありました。実際に乗ったことがあるのでわかりますが、最初は少し急な坂道を下っていきます。そのときの記憶がよみがえってきました。

ここで台風の影響からか突然の雨。次の演目まで少し中断となってしまいました。


河南高校の和太鼓部の姿があります。河南高校は富田林ですが、今回は河内長野市文化連盟/太鼓連盟として長野高校和太鼓部「虓」と一緒に出演されました。余談ですがいちばん右に移っている顧問の先生は河内長野にゆかりのある方で、毎日金剛山に登山をされると聞いたことがあります。

ようやく雨が落ち着き、太鼓の演奏が始まります。

日本各地の伝統的なものを取り入れた勢いのある太鼓の演奏。あまりにも勢いが凄かったのか、雲を吹き飛ばしてくれたようで晴れ間が見えてきました。

と、ここで意外な方からインタビューを受けました。「奥河内ラジオ」さんです。3月末の開局後、たった半年で万博の中継放送をされると広報誌に書いてあったので「凄いなと」思っていたのです。

ステージでは特定非営利活動法人河内長野市総合スポーツ振興会からダンスチームが登場しました。

今回はダンスパワーズ&Greatestとダンスラビッツ&Freejazzのふたつが参加したようですが、途中の画像切り替えで表示されていたのが、ダンスラビッツ&Freejazzのほうでした。

つぎは、「こどもまんな課」の時間です。河内長野市内にある幼稚園やこども園の紹介です。一見ローカルな話題ですが、河内長野が子育てに最適な場所であると、魅力的な施設の存在を知ってもらえるチャンスでもあるわけですね。

ひとつひとつの幼稚園の紹介動画が放映されました。


そして、この画像に衝撃を受けました。まだ当時は万博のキャラクターの知名度が低かったころの物だったのでしょうか?青いボディに縦書きで「ミャク」の白い字が書かれているのが見えます。今では知らない人がいないのではと思えるほど存在感があるキャラですが、その陰にはこのような地道な活動があったのかなと想像しました。

ここで突然クマのキャラクターが現れました。これは日本郵便株式会社に登場するくまの郵便屋さんということですが、一見河内長野と無縁のキャラがなぜ乱入したのでしょうか?それは「ぽすくま × モックル 遊び」というワークショップを行うため河内長野郵便局が呼んだのだそうです。

次は、あいっくさんです。あいっくさんも取材させていただきましたが、河内長野の子育てセンターが駅前にあるので、他の自治体の人も利用に来られるような場所です。

そして、あいっくさんの催しは「ペンギン体操」。こちらも取材させていただきましたが、いろんな企業の人が協力して行われている体操です。

スタッフの方がペンギンのいで立ちになってペンギン体操の実演をされていました。


そして子どもたちも親御さんと共にステージに入って一緒にペンギン体操を踊りました。

その中に「担当課長」の字を見つけました。課長といえば管理職ですが、一般的な印象といえばスーツ姿で、舞台の裏で部下が上手くやるかを見守りそうな印象があります。しかし、河内長野の課長は、自らも「ペンギンのいでたち」になって一緒に体操しています。素晴らしいですね。

そして、こちらも健康推進課の担当課長が緑のシャツ姿でステージに上がっています。こちらは「笑いヨガ」です。

笑いヨガをおさらいすると、身体的効果・心理的効果・生活改善効果・社会的効果があるということで、日本笑いヨガ協会(外部リンク)が各地に講師派遣をして高齢者を中心に元気になってもらおうという取り組みを行っている団体とのこと。そして河内長野でも天野公民館などで笑いヨガ講座(外部リンク)を行っています。

「怪しい宗教ではありません」と冒頭に言われ、その趣旨や意義などの詳しい説明などがありましたので、私は十分に理解しました。

そしてさいごはワク!大阪・河内長野です。予定時間を1時間ほど押してしまいましたが最後まで予定通り行われました。

ブランドイメージ「かわらずながーくふだんのしあわせ」についての説明でした。


ここでこの日の「真打ち」ともいえる「モックル」が登場しました。モックルは最初のタイプよりアップデートが進んでいるのか、コンパクトに身軽になったように見えます。

そして希望者が壇上に上がって、「ながーく」をどれだけ長く言えるかチャレンジが行われました。

フィナーレとなり、それぞれの記念撮影が行われて無事に終わりました。

さて、万博会場から帰る前にチェコのビールをいただきました。「ピルスナーウルケル」は現在の主流なビールの元祖と言えるもので、それまではクラフトビールのようなビールばかりだったものに革命をもたらしたともいえる一品。

いつも飲むビールよりも香りとコクがあり美味しくいただけました。ではなぜここでチェコのビールが出てくるのか?それは次の日から2日間行われる奥河内音絵巻でチェコの楽団も参加するからです。


後編に続きます。
河内長野市役所
住所:大阪府河内長野市原町1-1-1
アクセス:河内長野市役所前下車すぐ
